介護職初心者の心がまえ

介護職をこれから始める初心者が心がけることは3つあります。1つ目は、先輩から学んだことをしっかりメモに取ることです。職場で見聞きしたことを家に帰ってもう一度復習すれば、少しずつ仕事を覚えることができます。しかし、先輩が作業を実演して見せてくれている場合は、ペンは置いて見ることに集中します。目で見て盗む気持ちでしっかり先輩のやり方を見学します。メモを取るのは後です。

2つ目は、分からない時はすぐに聞くことです。聞くは一時の恥じ、聞かぬは一生の恥じといいます。分からないからといって、気をもむことはありません。初心者なら、分からないのがあたりまえだからです。恥ずかしいから、忙しそうだからと聞かずにいると、いつまでたっても仕事を覚えることはできません。やり方を間違えて、逆にお世話をする相手や周りのスタッフに迷惑をかけることになりかねないでしょう。できなかったり、疑問に思ったりしたら迷わずどんどん先輩に相談することです。

3つ目は、いつも笑顔で挨拶することです。笑顔は、相手に明るく優しい印象を与えます。介護でお世話する相手に、「いつもあなたの味方ですよ」という気持ちを伝えることができます。そして、挨拶も元気よくハキハキとすれば好印象です。利用者とどんどん馴染んでいくことができます。また、笑顔と挨拶をいつも心掛けていれば、周りのスタッフとのコミュニケーションも円滑にできます。介護の仕事をやっていくうえで周りのスタッフとの関係も大切になってきます。